ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.5.9 03:02日々の出来事

眠ったままのアイデア


今、連載中の『大東亜論』や、描き下ろし中の『卑怯者の島』、

それ以外にまったく違うジャンルの物語を思いつくことがある。

 

だが、どこかの雑誌に企画を持ち込んでも、週刊誌の連載は

まず描けない。

SAPIO」の連載だけで10日はかかっているし、『新戦争論2』

の描き下ろしもある。

 

我がスタッフが年老いて、家族持ちが増えたので、

若いころのようには量産できない。

 

ならば描き下ろしでやってみる手はあるが、雑誌の連載で

人気を確認した作品ではないから、本が売れる保障がない。

 

かくしてわしの頭の中に、眠ったままで、世に出ないアイデア

が増えていく。

わしでさえこうだから、手塚治虫の頭の中には、どれだけ

アイデアが眠ったままになっていたか、まったく残念だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第119回

第119回 令和6年 11/2 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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